赤坂デンタルオフィス

噛み合わせ治療の症例3

総合的な咬合治療

抜歯を含めた総合的な咬合治療

年齢・性別 73歳・女性
主訴 全体的に見て欲しい。特に前歯がグラグラで見た目が悪い。
診断と治療方針

初診時の状態です。前歯の見た目が悪いのはもちろんですが、歯を損失してしまっているのに加え、ご自身の歯も歯周病に罹患しているため揺れてしまっており硬い物などはあまり噛めない状態です。つまり、審美面、咬合(噛み合わせ)、歯周病、齲蝕(虫歯)、適合の悪い被せものの治療が必要で抜歯を含めて総合的に治療をしていく必要性があります。

初診時

右上6、7 インプラント埋入

このような場合、歯が失われたままの右上の奥歯のように治療期間がかかる部位や奥歯での噛み合わせを早期に作ることから着手します。今回の場合はインプラント治療を行っています。

インプラント治療はチタン製のフィクスチャーと呼ばれるネジを骨に埋入します。麻酔をしっかりとするので痛みを感じることなく処置を行えます。インプラントが骨と結合するまで約3ヶ月間待機します。今回の場合だとその待機期間にその他の部分の治療を進めることができます。

右上4相当部GBR

インプラントは骨に支えられることで機能します。しかしインプラントを支えるだけの骨が残っていない場合もあります。そのような場合骨を造成する処置を行うことでインプラント治療をすることが可能になります。

今回の場合でも骨を造成する処置を行っております。この処置においても麻酔をしっかりとするので痛みを感じることなく処置が行えます。骨が作られるまでの間3ヶ月ほど待機することになりますので早期に処置を行うことで治療期間を短縮することができます。

上顎前歯除去、TEKへ/右上MT部PD作製

インプラントの待機期間に噛み合わせや審美面の問題を解決していきます。今回の場合では上の前歯の審美面の改善を仮歯で、噛めていない右上や抜歯したことによって噛めなくなってしまっている部位を仮の入れ歯で改善しています。

左下、右下インプラント埋入

右上のインプラント治療した部分にインプラントの仮歯が入りました。入れ歯からインプラントになったことによって噛める感覚がでできたそうです。抜歯部位も含めて歯を損失した部分はインプラント治療で治していくことが決まりました。この間に虫歯ができてしまっている被せものを仮歯に変えながら正しい位置で噛めるように調整していきます。

下顎の矯正治療開始

下の前歯はがたがたしていて右に傾いている状態です。この状態を改善するために矯正治療を始めました。症例や個人差はありますがこの程度のがたつきであれば半年程で改善することができます。

上顎前歯インプラント埋入 GBR

下の前歯が綺麗に並んできています。上の前歯もインプラント治療を行います。上の前歯も骨造成を行った上でインプラント治療をしていますがその間仮歯によって見た目は保たれている状態です。

上顎前歯2次オペ後

上の前歯の見た目やインプラントが長期的に機能するために移植を含めた歯茎の処置を行っています。

治療終了時

治療が終了し、メインテナンス期間に入った状態です。初診時と比べて審美面、噛み合わせどちらも大きく改善し患者様も大変満足されております。今回のように抜歯が必要な場合でも治療中の審美面、噛み合わせ、治療期間を工夫しながら治療を行うことができます。

治療に伴うリスク

治療後のリスクは、場合によっては後戻りが考えられます。

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